百済寺では、ただいま三椏(みつまた)が見ごろを迎えています!
三椏はジンチョウゲ科の落葉低木で、早春、葉よりも先に黄金色の小さな花を咲かせます。枝の先が3つに分かれていることから三椏の名がついたとされ、三枝(さきくさ)とも呼ばれています。
15年前から植樹をはじめ、現在、若木を含めると境内には約1000本が植えられており、樹皮は優良な和紙の原料で、楮(こうぞ)、雁皮(がんぴ)とともに紙幣や地図に用いられます。強い繊維があり、しわになりにくい特徴があるだけでなく、虫害にもなりにくく、鹿の獣害にもあわずに育っています。
観音様にお参りして、三椏の花びらに優しく触れて香りをかぐと、大きな「ご利益」と「金運」に恵まれると伝えられています。
三椏は4月末頃まで楽しめ、現在は白色の雪柳、これからは赤色の椿との共演が見事だということです。
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