木地師発祥の地で「木地師のふるさとシンポジウム」開催

「木地師」

 

広葉樹の木を伐採し、轆轤(ロクロ)と呼ばれる特殊な工具を使って、

盆や椀、コケシなどを作る職人たちのことです。

 

この轆轤の技術は今から約1200年ほど前、惟喬親王(これたかしんのう)が、

法華経の巻物の「巻軸が回転する原理」から轆轤を思いつかれ、

その技術を家臣であった「小椋・大蔵」などの一族へ伝えたのが始まりといわれています。

 

鈴鹿山系の山深いところ。

「小椋谷」と呼ばれる東近江市の蛭谷町と君ヶ畑町は、惟喬親王がろくろの技術を伝え、

全国各地に木地師が広がっていったという伝説から「木地師の発祥の地」と伝えられており、

全国の木地師やその子孫の人にとっては心のふるさともいえる地です。

 

木地師のふるさとシンポジウムでは、

豊かな森林資源を生かして日本の産業や文化の振興に貢献してきた

木地師の歴史的価値と全国に広がるネットワークを再評価するとともに、

その意義を後世に伝え、木の文化、森の文化の大切さを考えます。

 

紅葉色づく東近江市で木地師の文化にふれてみませんか?

 

■木地師のふるさとシンポジウム

【日 時】

11月18日(土)13時30分から16時00分まで(13時00分開場)

【場 所】

愛東コミュニティーセンター ホール(東近江市下中野町431)

【参加費】

無料 ※事前に申込みが必要です

【内 容】

①基調講演「木地師研究の足跡と展望」 講師:須藤 護 さん(龍谷大学名誉教授)

②パネルディスカッション「基層文化としての木地師文化」

コーディネーター:筒井 正 さん(研究者)

パネリスト:須藤護さん(龍谷大学名誉教授)、小椋 一男 さん(木地師)、小椋 正清(東近江市長)

【お問い合わせ】

東近江市役所 企画課 050-5801-5610

 

■オプショナルツアー 日本遺産「奥永源寺」に木地師のふるさとを訪ねる

晩秋の美しい自然や悠久の歴史・文化が広がる奥永源寺地域を巡ります。

〈見学場所〉

大本山永源寺/木地師工房/大皇器地祖神社・高松御所/帰雲庵/木地師資料館・筒井神社/惟喬親王御陵・筒井千軒跡/道の駅奥永源寺渓流の里

【日 時】

11月19日(日)9時30分から16時30分まで

 

【お申し込み・お問い合わせ】

一般社団法人 東近江市観光協会(http://www.higashiomi.net

TEL:0748-48-2100 / メール:higashiomi-tabi@e-omi.ne.jp

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