「ストレリチア」
和名「極楽鳥花」
その名前のとおり、
茎の先端にまるで細身の鳥が伸びあがったかのような花をつける
南アフリカ原産のエキゾチックな花です。
鮮やかなオレンジや黄色、濃い紫色が華やかで、
「豪華なお花」としてホテルや生け花、冠婚葬祭に人気なんだそうです。
南国の雰囲気を思わせるストレリチア、実は!!
東近江市大中町が、沖縄に次ぐ全国第2位の出荷量なんです!!
ストレリチアを栽培している地域は沖縄や静岡伊豆。
北陸や四国でも一部の農家さんが栽培するものの
産地としてはこのあたりでは大中くらいなんだそうです。
東近江市大中町では昭和54年から減反対応作物として
ストレリチアの栽培が始まり、今では11人が生産。
生産面積は4ヘクタールで
関西を中心に全国の花市場へ出荷されているそうです。
なぜ南国にはかけ離れたこの地が産地なのか。
生産者のひとりで、この道29年の冨江さんによると、
大中は土地が低く大雨が降ると浸水してしまうがストレリチアは水に強い。
しかも土地が広いので大規模生産に向いていたのではないかとのこと。
ただ、なぜストレリチアだったのかは不明なんだそうです。
(最初に栽培を始めた農家さんの奥様が花が好きだったから?という説も。)
ストレリチアはこれからが出荷のピーク!
年末年始や卒業入学シーズンにむけて特に需要が増えるとのこと。
市場への出荷がメインですが、
JAグリーン近江の直売所きてか~な(近江八幡市)などでも販売されるとのことです。
トリ年のしめくくり、
華やかなストレリチアで年末年始を彩ってみてはいかがでしょうか?