むかーしむかし。
聖徳太子が百済寺を建立した帰り道。
「仏教が栄えるならこの木も栄えるだろう」と、
昼食の箸を花沢村に1本ずつ突き刺したところ、
立派な木になったそうな。
東近江市北花沢町と南花沢町。
国道307号沿いにあるハナノキには
そんな伝承があります。
ハナノキは日本の長野県、岐阜県、愛知県など
ごく限られた地域に自生するカエデ科の落葉高木。
市北花沢町と南花沢町のハナノキは、
自生するハナノキのなかでも最西端にあり、
国の天然記念物にも指定されています。
そのハナノキの開花がはじまり、
小さな赤い花を咲かせています。
例年より早いそうで今週末には満開となり、
見ごろは今週いっぱいとなりそうです。
可憐なハナノキの花が見られるのは
この時期だけ!
桜の季節を前に、ぜひご覧ください☆
北花沢のハナノキ:東近江市北花沢町398 ハナノキ公園内
南花沢のハナノキ:東近江市南花沢町546 八幡神社境内