東近江市伊庭町にある能登川西小学校で29日、同校5年生(34人)の総合的な学習の一環としてニゴロブナの稚魚20000匹の放流体験活動が行われました。
これは田んぼの学校推進授業の一つで、作物の生育観察など動植物観察、調査などによる環境学習に取り組むものです。
放流を行ったのはプールのフェンス東側にあり田んぼ(980㎡)で、これは5月12日(月)に子どもたちが田植えをした場所でもあり、今後は早苗の成長とともに、放流したフナの成長についても調査、学習を行う予定。
子どもたちが放流した稚魚は、同校長がその日の朝に琵琶湖栽培漁業センター(草津市)から買い付けたもので体長約1cm、一ヶ月後には2〜3cmになるとのこと。
放流を終えた子どもたちからは「魚が大きくなった姿をまた見たい」「魚の成長を毎日観察したい」といった提案が出されるなど、魚の成長への期待と学習意欲に湧いていた。
なお、今回の学習会は滋賀県水産課「伊庭環境保全の会」など関係機関、および地元集落や地元団体の協力により実現できたことであり、市では、地域と学校、そして専門機関が一体となって子どもたちをサポートする学習体系として高く評価しているとともに、今後他地区でも推進すべき取組みであると考えている。
【実地日】
平成26年5月29日(木)13:50〜14:35(5時間目)
【対象学年】
能登川西小学校5年生(児童数34人)